【悪用厳禁】コールドリーディングの手法8つ

コールド・リーディング(Cold reading)とは話術の一つ。相手を観察していろいろな情報を読み取る術です。インチキ占いや霊感商法でよく取り上げられるていますが、うまく活用して商談や恋愛に生かすこともできます!



コールドリーディングの手法は以下の8つがあります
@あいまいにする
A正反対のことをいう
B不満を引き出す
Cおだてる
DYESでもNOでも外れない言い方をする(ダブルバインド)
E自己幻想をかきたてる
F弱点を指摘する
G向上心を称える
以下順にみていきましょう。
(ただし本まとめは入門編として要点だけピックアップしたものです)

@あいまいにする
あいまいな表現を使うことで、ストライクゾーンを広げることが出来ます。
使用例:「かなり非現実的な野望を抱いてしまうことがある」「御社は常に挑戦を続けているようですね」「いつも向上心を高くもっているよね」

@「あなた、お子さんが交通事故にあいそうになったことない?」
A「公園が見えるわ・・・家の近くに公園がない?」
B「その公園の近くにカーブなった道が無いかしら?」
C「そう・・・あなたが今思っている公園以外に公園はない? 近くにカーブがある公園が・・・ブランコやすべり台が視えるわ。」
D「あなた、水子に心当たりはない?」
E「あなた、最近、身の周りに良くないことが起きていない?」
 先述した通り、依頼人は「東京23区に住む女性で3歳と6歳の子供がいる」という設定である。
 それを念頭にピックアップした質問を再度、見てみれば、結局、「同じ条件の人であれば、誰にでも該当するような曖昧で一般的な事柄」であることが分かるであろう。順に解説して行こう。



A正反対のことをいう
まったく正反対のことをいうことで「私のことをわかっている!」となります。片方は日頃人から言われていても、もう片方を言われていないと新鮮味がでるそうな。
使用例:「外交的で愛想がよく,付き合いがいいときもある半面,内向的で用心深く,引きこもってしまうこともある」「いつも明るいけど本当は影があるよね」「いつも成功しているように見えますが、本当は日陰の見えない部分もあるのでしょうね」

アンビバレンス
誰にでも二面性がある
ある人の一面が際立っているということは、同時にその反対の面も強く存在している



B不満を引き出す
不満を感じていることをほのめかすと相手がのってくる糸口となります。そもそも占いを受けに来る人はなんらかの不満を感じていることが多いのがみそですね。
使用例:「ある程度の変化や自由を好み,縛られたり制限されたりすると不満を感じる」「現状には満足されていませんよね」「なにか悩み事があるんじゃないの?」

「彼氏持ちの女子を口説くときは、その彼氏について調査してその彼氏をすごい褒める。そうすると「いやー、そんなことなくて」って不満を言い始める。そこにつけ込む。これがコールドリーディング。」
しかし逆の誘発方法もあるようです。



Cおだてる
人は自分を褒めてくれる人と話すといい気分になるし信じたくなります。
使用例:「自分に対して厳しすぎるところがある」「おしゃれなところに住んでいるね!」「長所を出し切れていないのね」「高級霊に守られている」

まず、
その長年の取引先コールド商事のいいところ、
取引先の営業マンのいいところなどを
ほめるのだそうだ。
「コールド商事のの商品は素晴らしいですよね、
 ここもいいし、あそこもいいし。
 営業マンも用事がなくて毎日来るでしょうし…」
てな具合で、そのコールド商事が完璧ぐらいにほめる。
すると、
相手が、自ら、こんなふうに言い出すそうだ。
「いや、そんなこともないよ。○○社の商品は、
 ここが弱くて…、営業マンもちょっといい加減で…」
とか、相手が取引先の不満などを言い出すそうだ。
これはそのままB不満を引き出すにつながっていますね。



DYESでもNOでも外れない言い方をする(ダブルバインド)

日本人は謙遜しやすいからいっそうききやすいかもしれませんね。YESといえばそのままだし、NOといえば「そういうこと自体がその証拠じゃないですかー」といえるのです。
使用例:「自分の考えをしっかり持っていて,根拠なしに人の言うことを信じ込んでしまうことはないと自負している」「協調性があるんだねー」「柔軟に対応されてきたのですね」

例えば、コーヒーのCMで、こういうものがあるとします。

「ほんのり甘いコーヒーと、ほろ苦いコーヒー、自分はどちらを選ぶ?」というキャッチフレーズのCMです。
このCMでは、二種類の甘さの違うコーヒーの販売の促進を狙っています。

これを聞いた視聴者は、頭の中に「甘いのと苦いの、どっちがいいかな・・・」みたいな思考が無意識のうちに浮かんでしまいます。 
すると、思考が「どちらのコーヒーを飲もうか?」という方向に無意識に向かってしまいます。 
その結果、「コーヒーを飲むかどうか?」という方向に思考が向かなくなってしまうのです。
本来ダブルバインドは上のようなよく知られる用法で使われています。その派生ですね。



E自己幻想をかきたてる
誰しも「あのときああしていれば…」と思うことがひとつぐらいあるはずです。そこを刺激してあげると乗ってくれやすいです。
使用例:「これまでの人生の選択や行動は本当に正しかったのだろうかと疑問に思うことがある」「本当に魅力を引き出せるかな」「まだ隠れた才能があるのはわかっています」



F弱点を指摘する
あんまりおだてすぎるとあれなので、弱点をはさむことでリアリティがでます。しかしそれとなく、なので結果としてCおだてるにつながっていきます。
使用例:「性格に多少の弱点はあるけれども,たいていはそれを埋め合わせることができている」「人から好かれたいという欲求が強いんだね」「もっと無神経でいれたらいいのにね」



G向上心を称える
一見相手の弱点を指摘しているようですが相手の向上心を認めることによって改善し成長していく余地をみとめることによってリーディングに価値を与えることができます。
使用例:「人から好かれたい,認められたいという欲求が強い」「これまでも果敢な挑戦をしてきましたね」



しかし一番大事なのは相手を観察すること、それも外側からではなく内側から相手になりきって観察すること

いかがだったでしょうか?
手を変え品を品を変え褒めるの変形技のようですね。
もっと詳しく学びたい人は本格的に心理学で勉強してみましょう!